股関節痛

股関節痛はなぜ起こるのか?

股関節に痛みを出す疾患には、変形性股関節症、先天性股関節脱臼、臼蓋形成不全、外反股、大腿骨頭壊死、グローインペイン症候群、FAIなどがあります。

多くが股関節を形成する大腿骨頭部と骨盤の臼蓋との間のバランスが崩れ、その結果として股関節を構成する組織が変形し、炎症や痛みを引き起こします。また、股関節のバランスの崩れにより周囲の筋肉に過緊張するものと機能低下するものが表れ、この使い方の偏りが更に股関節の位置を異常な方向へずらし、症状を強めるという悪循環が起こります。

先天性の疾患以外ほとんどの疾患の原因が、姿勢の悪さや身体の使い方の問題によるものです。痛みは股関節に出ていても原因自体が股関節にあるということは少なく、ほとんどが姿勢や身体の使い方の崩れによる重心の変化により症状を出しているのです。

股関節痛に対する当院の施術

一般的には股関節の重心の崩れにより起こった筋肉の緊張を緩和させたり、股関節自体の関節軸を合わせ、重心を修正したりするのが整体院や治療院での施術でしょうか。

もちろん筋肉の緊張緩和や股関節軸の修正も痛みを取るためには重要な要素です。ですが、そもそもの原因は股関節にあることは少ないのです。である以上、いくら股関節周囲の筋肉をほぐしたり、股関節だけ軸を整えたりしても、根本原因が解決していないので、その場しのぎの対症療法にしかなりません。

上に挙げたように姿勢の崩れや間違った身体の使い方が根本的な原因になっています。更に言うと、姿勢の崩れや悪い身体の使い方にも原因があります。それは呼吸の浅さです。呼吸が浅い原因も単純な疲労によるものもあれば、不安や恐怖などの感情が根本にある場合もあります。

したがって当院の施術では、浅くなった呼吸の調整を行うことで疲労を回復し、詰まっている感情を息とともに吐き出し、まっすぐ伸びる姿勢をつくり、身体の偏った使い方を修正します。その上で必要に応じ、筋肉の緊張緩和や関節軸の調整も行います。それにより症状の根本的な解決を目指しています。