O脚・X脚

O脚とは?

O脚とは正式には内反膝といい、両膝が外側に開いている状態で、左右のくるぶしを揃えても両膝が着かない状態を言います。

また、膝下O脚やXO脚と呼ばれるものもあります。これは両膝から上は隙間が少ないのですが、両膝の下に隙間があいている状態を言います。

原因には先天的なものと後天的なものがあります。生まれた時は誰でもO脚なのです。通常は、成長し歩くことを始めると脚の形状も正常になってきます。先天的に股関節や大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)などに形態異常がある場合、先天的なO脚と呼ばれます。これは先天的な形状になるので、治療法は基本的にありません。

後天的な原因としては、日常での姿勢の悪さからくる骨格の歪みや、重心の崩れによる足裏への不適切な荷重などがあります。要するに身体の不適切な使い方から来ているものです。

X脚とは?

X脚とは正式には外反膝といい、両膝の間には隙間がなく、左右の膝下からくるぶしにかけて隙間があいている状態を言います。

原因にはやはり先天的なものと後天的なものがあります。先天的に股関節や大腿骨(太ももの骨)、脛骨(すねの骨)などに形態異常がある場合、先天的なX脚と呼ばれます。これは先天的な形状になるので、治療法は基本的にありません。

後天的な原因としては、日常での姿勢の悪さからくる骨格の歪みや、重心の崩れによる足裏への不適切な荷重などがあります。要するに身体の不適切な使い方から来ているものです。

O脚・X脚に対する当院の施術

はじめに

痛みや腫れなど強い炎症症状がある場合や、長く症状を抱えている場合は、一度専門医への受診をおすすめします。その上で変化が見られない場合や手術を勧められたが受けたくない場合などはご相談ください。

当院の考え方

当院の施術は後天的な原因に対してのみ行います。先天性か後天性かについてはご相談ください。また、後天的なものに関しても、膝などの関節に変形がみられる場合、変形自体を元の状態に戻すことはできません。ただし、変形した関節も適切な関節軸での運動を覚えれば、症状の緩和や形態異常の修正にはつながりやすくなります。

後天的なO脚・X脚の原因は日常での身体の使い方にあります。つまり姿勢の崩れと呼吸の浅さによるものです。更に言うと、何かに対する不安感や恐怖心があるとき、人間は呼吸を浅くし、歯を食いしばり、身体に余計な緊張をつくり、踏ん張ります。この時取る姿勢が身を屈める姿勢であり、姿勢の崩れはここから来ています。

したがって浅くなった息を深くし、不安感や恐怖心を吐き出し、屈めている身体を伸ばさない限り、身体は正しく使われないため、O脚・X脚の根本的な改善はみられないでしょう。改善にはまず自分自身で呼吸の浅さや姿勢の崩れに気付いてもらう必要があります。その上で最初は深い呼吸、適切な姿勢づくりを施術者がサポートし、徐々に自分自身でそれらを改善し、適切な身体の使い方をマスターしていけるところまで持って行くのが当院の施術です。

基本的に根本原因は患者さん自身の間違った身体の使い方にあるわけですから、それを解決できるのも患者さん自身しかいないのです。施術者が筋肉の調整や骨格の矯正を行うことで一時的に改善がみられても、根本原因である身体の使い方に改善が見られない限り、その場しのぎの施術になり、再発を繰り返すことになるでしょう。それでは治ったとは言えませんよね?もちろん施術者が必要と判断した場合、筋肉の緊張緩和や骨格の矯正なども入れていきますが、決してそれがメインの施術になるわけではありません。

したがって当院の施術は患者さん自身が自分で治すという強い意志と覚悟がなければ成り立ちません。